11:4 わたしたちの罪を赦してください、/わたしたちも自分に負い目のある人を/皆赦しますから。わたしたちを誘惑に遭わせないでください。」
私たちは、神様に対して、日々、思いと行いによって罪を犯し続けている者です。けれども被害者である神様に対して「ごめんなさい」という思いはどれほど持っているでしょうか。
私たちの犯す罪がどれほど深刻なものであるかは、「罪の支払う報酬は死である」(ローマ6:23)というみ言葉に示されています。罪は「死」をもって償わなければならないものなのです。
そうであれば、神様に対して「わたしたちの罪を赦してください」と祈ることは当然のことです。「わたしたちも自分に負い目のある人を/皆赦しますから。」というのは、私たちが他の人を赦すから神様も赦してくださいということではありません。
むしろ、神様が罪を犯し続けている私の罪を、イエス・キリストにおいて赦してくださったように、私たちも他の人を赦すことが求められているのです。
祈り
天の父なる神様、私たちは日々あなたの前に罪を犯しており、罪を赦すことが出来るのはあなた以外にはありません。それなのに、日々私たちを愛し生かしていてくださるあなたの恵みをいただくばかりで、罪の赦しを求めようとしない人間は、大切なことを見失っています。「罪の赦し」を祈り続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。