7:6 モーセとアロンは、主が命じられたとおりに行った。
7:7 ファラオに語ったとき、モーセは八十歳、アロンは八十三歳であった。
7:8 主はモーセとアロンに言われた。
7:9 「もし、ファラオがあなたたちに向かって、『奇跡を行ってみよ』と求めるならば、あなたはアロンに、『杖を取って、ファラオの前に投げよ』と言うと、杖は蛇になる。」
7:10 モーセとアロンはファラオのもとに行き、主の命じられたとおりに行った。アロンが自分の杖をファラオとその家臣たちの前に投げると、杖は蛇になった。
モーセとアロンは、その時すでに80歳を超えていましたが、「主が命じられたとおりに」エジプトの王様のところへ出かけていき、イスラエルの人々を解放させてくれるように交渉します。
さらにモーセは、これは主なる神によって行われることであるとエジプトの王に告げました。
そしてエジプトの王は、「それならばその証拠を見せてみろ」ということでしょう。そしてアロンは、自分の杖を投げるとその杖が蛇に変わりました。
神を信じていない人々に、これは神の御業であるということを人々に示すためには、人には出来ないことを示すということが分かりやすい方法です。主イエスもその弟子たちも、人々の病気を癒したり、悪霊を追い出したりするような奇跡を行いました。
しかし、そのような奇跡を行っても、ユダヤ人の中で主イエスを信じる人たちは少なかったのです。聖霊によらなければ信仰を持つことが出来ないことを教えられます。
祈り
天の父なる神様、モーセとアロンはエジプトの王様に奇跡をもって、神に従ってイスラエルを解放するように訴えますが、自分こそが神であると思っているエジプトの王様は、彼らの言葉を受け入れようとはしませんでした。聖霊によって私たちの心に働き、悔い改めと信仰によってあなたと共に生きる者としてくださることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。