14:1 主はモーセに仰せになった。

14:2 「イスラエルの人々に、引き返してミグドルと海との間のピ・ハヒロトの手前で宿営するよう命じなさい。バアル・ツェフォンの前に、それに面して、海辺に宿営するのだ。

14:3 するとファラオは、イスラエルの人々が慌ててあの地方で道に迷い、荒れ野が彼らの行く手をふさいだと思うであろう。

14:4 わたしはファラオの心をかたくなにし、彼らの後を追わせる。しかし、わたしはファラオとその全軍を破って栄光を現すので、エジプト人は、わたしが主であることを知るようになる。」彼らは言われたとおりにした。

 

イスラエルの人々は、軍隊に行けるような成人の男性だけで60万人ですから、女性や子供、お年寄りを入れれば200万人はいたことでしょう。

 

神様は、イスラエルをエジプトから脱出させた後、彼らを昼は雲の柱、夜は火の柱をもって彼らの先導をしてその行く手を導かれましたが、荒野を通って紅海の海辺で宿営をするように言われました。

 

宿営した場所は、「ミグドルと海との間のピ・ハヒロトの手前」、「バアル・ツェフォンの前」と言われていますが、これはどの場所であるかははっきり分かりません。しかし、200万人もの人たちが宿営することの出来る場所は、海に沿ったある程度広い海辺であると思われます。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちの人生は荒野の人生を通って約束の地に向かう人生ということが出来ます。主イエスは、「あなたの罪は赦された」と言われましたが、キリストの十字架によって、それを信じる信仰へと導いてくださった聖霊の導きによって、約束の地を思い描きつつ、その希望を持って生きることが信仰者の人生であると言えます。あなたが今も聖霊による雲の柱、火の柱をもって導いてくださることを覚えて、み言葉に聞きつつ、前に向かって歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。