わたしを母の胎内にあるときから選び分け、恵みによって召し出してくださった神が、御心のままに、御子をわたしに示して、その福音を異邦人に告げ知らせるようにされた。ガラテヤ1章15~16節

生まれたときから私を選び分け、恵みをもって召してくださった方が、異邦人の間に御子を宣べ伝えさせるために、御子を私のうちに啓示することをよしとされた。(新改訳)

 

神の働き人になるのは、私たちが神を知って、そのために働こうと思うよりも、「母の胎内にあるときから選び分け、恵みによって召し出して」下さったという神の恵みがそこにはあるのです。このことがなければ、私たちは決して神の働き人になることも出来ませんし、その働きを行なうこともできません。

 

このことをわきまえると、福音を伝えるという働きは、神の働きであることも分かります。1コリント3章には、「わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。」(1コリント3:6~7)と言われています。

 

お百姓さんが種をまいて、水をやって、作物を育てていくのですが、そのためには人が用いられるのですが、実際にその作物を育ててくださるのは神であることが分かります。福音を伝えるのも、神はそのために人を用いられますが、それを育て、成長させてくださるのは神ご自身です。

 

私たち人の成長もこれと同じではないでしょうか。この世に生を与えてくださったのも神ですし、これまで育み成長させてくださったのも神でした。神の目的は、ただ私たちをこの世に生かしておられるだけではなく、この世に私たちを召してくださるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、わたしが今日このように生きているのは、あなたがわたしをこの世に生まれさせ、育み成長させてくださったからであることを覚えて感謝いたします。さらに恵みによってわたしを召してくださっていることをも覚えつつ、あなたの召しにお応えできるようにお導きください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。