3:12 この土台の上に、だれかが金、銀、宝石、木、草、わらで家を建てる場合、

 3:13 おのおのの仕事は明るみに出されます。かの日にそれは明らかにされるのです。なぜなら、かの日が火と共に現れ、その火はおのおのの仕事がどんなものであるかを吟味するからです。

 

ここで、「かの日」と言われているのは、再臨なさったイエス・キリストが審判をなさる終わり日のことです。人の目には明らかにならなかったその建物の値打ちが、全てを見抜く神によって、ついに明かるみに出される「かの日」が来るのです。どの人も、例外なく神の前に引き出されて裁きの座に着く時が来るのだと教えられています。

 

ここでパウロが言及している家とは、後で、「神の神殿」と(316)言い換えられています。すなわち教会のことです。また、建物のことを例に挙げていますが、ここでパウロが語っているのは、教会堂の建築の話ではありません。教会とは信仰者の群れのことです。イエス・キリストを信じて生きるようになった人々のことです。

 

この後、パウロは、「金、銀、宝石、木、草、わら」(312)と建築資材を挙げています。ソロモンの神殿はこれらの建築資材を用いて立派に建てられましたが、重要なことはその家がイエス・キリストという土台にしっかりつながっているという事です。きらびやかな材料を使っているからその教会はまことに神の教会であるとは言えないのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、真実にイエス・キリストにつながれ、霊に導かれて歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。