見よ、主は地の果てにまで布告される。娘シオンに言え。見よ、あなたの救いが進んで来る。見よ、主のかち得られたものは御もとに従い/主の働きの実りは御前を進む。彼らは聖なる民、主に贖われた者、と呼ばれ/あなたは尋ね求められる女/捨てられることのない都と呼ばれる。イザヤ書62章11~12節  

この預言は、イエス・キリストの到来とともに実現されてきました。マルコによる福音書1章には「イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。」(マルコ1:14~15)と言われています。

イザヤがこの言葉を語った時は、まだ国は荒廃し、将来に対する光、希望が見えないような状況にありました。罪を犯し、偶像を礼拝してきた人々への裁きとして、バビロンによって滅ぼされてしまったのでした。

しかし神は、そのようなイスラエルに対して、希望の言葉を語るとともに、その600年余り後には、実際に救い主を遣わし、イエス・キリストの生涯と十字架の死と復活によって私たちの罪を赦し、神の国に生きる者として下さるのです。

祈り
 天の父なる神様、あなたが私たちを日々養ってくださるばかりではなく、この罪を赦し、永遠のいのちをも与えてくださることを感謝いたします。あなたの恵みのうちを歩むことができますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。