16:15 イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」

 16:16 シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。

 

周囲のユダヤ人たちのイエス・キリストについての見方を聞いた後で、イエス様は、「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」と弟子たちにお尋ねになりました。

 

するとシモン・ペトロは、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えました。これはペトロだけの思いではなく、12人の弟子たちの思いであったと思われます。

 

「生ける」という言葉は「神の子」ではなく、「神」にかかっています。フィリポ・カイザリア地方には、ローマ皇帝を神として祭る神殿やギリシャの神々の神殿がありましたが、そのような偽りの神々、死せる神々と対比して、イスラエルの神が、「生ける神」と言われているのです。ペトロは、イエス様を、その「生ける神」の子であると告白したのです。

 

ここでペトロは、イエス様に対して、「あなたはメシア、生ける神の子です」と告白したのです。当時の人々はメシア、救い主を待望しておりましたが、それは普通の人間でした。しかし、ペトロは、イエス様が普通の人間を超えた、神様との親しい交わりに生きておられることを見抜いたのです。

 

ペトロを初めとする弟子たちは、イエス様がガリラヤで宣教を始められた頃から、弟子として従って来ました。イエス様から「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われて、イエス様に従う弟子となったのです。そして、イエス様と寝食を共にし、権威ある教えを聞き、権威ある御業を見てきたのです。

 

イエス様はこれまで弟子たちを教え、弟子たちに力ある業を見せ、体験させることによって、御自分が何者であるのかを示して来られたのです。そしてここに至って、弟子たちのこのような信仰告白が生まれてきたのでした。「あなたはメシア、生ける神の子です」この信仰告白は、聖霊の導きによって与えられてきたものでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、あの弟子たちに真理を見つめ告白することが出来るようにして下さったばかりではなく、私たちにも同じ信仰告白が出来るものとしてくださる恵みを感謝いたします。私たちのまことの主をわが主、わが神と覚えてこの告白に生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。