主人たち、奴隷を正しく、公平に扱いなさい。知ってのとおり、あなたがたにも主人が天におられるのです。コロサイ4:1
当時の考え方によれば、奴隷は財産の一部のようなものであり、奴隷の子供もその身分から解放されることは困難でした。奴隷たちは、正しく公平に扱われるようにと要求する権利さえない状態でした。
奴隷たちを正しく、公平に扱うということは、奴隷も主人もキリストに結ばれて、今は兄弟であるということがその前提とされています。
私たちの社会は、その多くが「立場」によって判断され、立場を有利なものにしようと、学歴を求めたり、肩書や資格を求めるのです。その立場に応じてその人を判断したり対応を決めたりすることがあるものです。
しかし、イエス・キリストにあっては、そのような「立場」は問題ではありません。キリストはそのような立場を超える世界に私たちを導いてくださるのです。
祈り
天の父なる神様、人と人とを比較しては一喜一憂する私たちに、あなたは全く新しい命の世界をもたらしてくださいます。この恵みの世界を覚えつつ前に向かって生きるものとならせてください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。