18:4 パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人の説得に努めていた。

 18:5 シラスとテモテがマケドニア州からやって来ると、パウロは御言葉を語ることに専念し、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証しした。

 18:6 しかし、彼らが反抗し、口汚くののしったので、パウロは服の塵を振り払って言った。「あなたたちの血は、あなたたちの頭に降りかかれ。わたしには責任がない。今後、わたしは異邦人の方へ行く。」

 

「パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人やギリシア人の説得に努めていた。」と言われています。彼は普段の仕事としては、天幕づくりの仕事をして、安息日になるとユダヤ人の会堂で、主イエスこそ聖書において預言されていたメシアであることを宣べ伝えていました。

 

しかし、シラスとテモテがやってくると「パウロは御言葉を語ることに専念し、ユダヤ人に対してメシアはイエスであると力強く証し」するようになりました。

 

ところが、ここでもユダヤ人たちが、パウロの語る福音に対して反抗し、口汚くののしったので、パウロは服の塵を振り払って言った。「あなたたちの血は、あなたたちの頭に降りかかれ。わたしには責任がない。今後、わたしは異邦人の方へ行く。」といったことが記されています。

 

パウロは、何よりも自分の同胞であり、神に選ばれたユダヤ人たちに福音を伝えようとしてきましたが、彼らの反抗や暴力は目に余るものがありました。パウロは、自分が召されたのは主に異邦人に福音を伝えることであると確信するようになったので、「今後、わたしは異邦人の方へ行く」と言ったのでした。この時が、福音宣教の分岐点となったといってもよいでしょう。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの御心は、すべての人が救われてあなたの恵みのうちに生きるようになることです。ところが、サタンの働きがあり、人間のうちにも罪があるために真理に目が開かれていません。心の目が開かれて、素直な心であなたの御声に耳を傾けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。