24:15 僕がまだ祈り終わらないうちに、見よ、リベカが水がめを肩に載せてやって来た。彼女は、アブラハムの兄弟ナホルとその妻ミルカの息子ベトエルの娘で、
24:16 際立って美しく、男を知らない処女であった。彼女が泉に下りて行き、水がめに水を満たして上がって来ると、
24:17 僕は駆け寄り、彼女に向かい合って語りかけた。「水がめの水を少し飲ませてください。」
24:18 すると彼女は、「どうぞ、お飲みください」と答え、すぐに水がめを下ろして手に抱え、彼に飲ませた。
24:19 彼が飲み終わると、彼女は、「らくだにも水をくんで来て、たっぷり飲ませてあげましょう」と言いながら、
24:20 すぐにかめの水を水槽に空け、また水をくみに井戸に走って行った。こうして、彼女はすべてのらくだに水をくんでやった。
リベカは、ラクダにも水を飲ませてあげましょうと言いましたが、ラクダは血液中に水分を蓄えていることがわかっています。ラクダは一度に80リットル、最高で136リットルもの水を飲むといわれていますが、その水は血液中に吸収され、大量の水分を含んだ血液が循環するのだそうです。
長時間水を飲まなかったヒトコブラクダは15分間で200リットルもの水を一気に飲むことができます。このような短時間でこれだけの量を飲むことができる動物は他にいません。リベカは、当然こうしたこともよく理解したうえで、これまで砂漠を旅してきた人の必要を見越してこのように告げたのでした。
祈りを捧げて後、ほどなくしてリベカが井戸のところにやってきたのは、神が僕の祈りを聞き届けてくださり、イサクにふさわしいお嫁さんとして与えてくださったに違いないと思います。
祈り
天の父なる神様、「二人はもはや別々ではなく、一体である。従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。」(マタイ19:6)と言われているように、あなたは配偶者を備え、その歩みを導かれるお方です。真実に幸いな家庭を主に在って築いていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。