13:24 ヨハネは、イエスがおいでになる前に、イスラエルの民全体に悔い改めの洗礼を宣べ伝えました。

 13:25 その生涯を終えようとするとき、ヨハネはこう言いました。『わたしを何者だと思っているのか。わたしは、あなたたちが期待しているような者ではない。その方はわたしの後から来られるが、わたしはその足の履物をお脱がせする値打ちもない。』

 

続いてパウロは、バプテスマのヨハネが、メシア(救い主)に先立って遣わされたことを述べています。

 

これは旧約聖書の最後の書であるマラキ書の最後のところで次のように預言されていたことの成就です。

 

見よ、わたしは/大いなる恐るべき主の日が来る前に/預言者エリヤをあなたたちに遣わす。彼は父の心を子に/子の心を父に向けさせる。わたしが来て、破滅をもって/この地を撃つことがないように。」(マラキ書3:13~14)

 

わたしが来て、破滅をもって/この地を撃つことがないように。」罪を持った人が神によって裁かれ滅びることがないために、前もって神様は人々に悔い改めを求めるバプテスマのヨハネを遣わし、それに続いてメシア(救い主)イエス・キリストをお遣わしになったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが語られたことは、途中で変更されたり中止されることはなく、必ずこの歴史のうちに実現していきます。かつて預言者たちによって語られたことがやがて実現されていくこの歴史を見るとき、闇が世界を覆っているこの世界にあってもあなたこそがこの世界を統べ治めておられて、今も救いの御業を実現しておられる恵みを感謝いたします。ヨハネが訴えたようにまごころからの悔い改めをもって主イエスをわがうちにお迎えすることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。