友に対して悪意を耕すな/彼は安心してあなたのもとに住んでいるのだ。

理由もなく他人と争うな/あなたに悪事をはたらいていないなら。

不法を行う者をうらやむな、その道を選ぶな。

主は曲がった者をいとい/まっすぐな人と交わってくださる。箴言3:29~32

 

今日のみ言葉は、他の人と平和に過ごすための手立てと言えるでしょう。

人に悪口を言ったり、悪口を言われたら悪口で返すようなことは、悪意を耕すことだと言えるでしょう。その人がいないところで誰かの噂話(スキャンダルになるような話)をすることもそれに類するものと言えるでしょう。悪意という種をまいたり、それが人の心のうちで育つようにしているのです。

 

「不法を行う者をうらやむな、その道を選ぶな。」と言われています。世の中には不正を働いてお金儲けをするような人がいることも確かです。貧富の格差はどんどん拡大していて、最近読んだところでは世界の上位8人の人の所得と、世界の下層にある半分の人口(約35億人くらい)の所得がほぼ同じ位なのだそうです。

 

しかもそうした富裕層の方々は、けた違いにお金を持っているために働かなくても利子だけで生活が十分にできるし、インサイダー情報を言われるようなものも手に入り、多額のお金を動かして投資するためにどんどん資金を増やしているのだそうです。

 

こうしたことは法律に違反するわけではありませんが、この人たちは、昨日のみ言葉「施すべき相手に善行を拒むな/あなたの手にその力があるなら。」に照らしてみれば、み言葉に背いているともいえるでしょう。

 

私たちも、そうした人の話を聞いたり、豪華な庭や家や調度品などを見るとき、うらやましいと思うこともあるかもしれません。しかし、そのような人に倣うことがないようにと聖書は教えているのです。金銭を愛する人は神のいのちから離れてしまうことが多いからです。神と富とに兼ね仕えることはできないからです。

 

祈り

 

天の父なる神様、この世と調子を合わせて生きるとき、私たちは、他の人よりもより快適で勝っているような暮らしを望みがちですが、与えられている恵みを感謝し、慎み深く、正義と公正に生きるものとなることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。