11:46 イエスは言われた。「あなたたち律法の専門家も不幸だ。人には背負いきれない重荷を負わせながら、自分では指一本もその重荷に触れようとしないからだ。
11:47 あなたたちは不幸だ。自分の先祖が殺した預言者たちの墓を建てているからだ。
神様が与えてくださった律法の教えは、神の御心を教えるもので、とても大切な教えでしたが、律法の専門家たちは、この律法を守るために、自分たちでたくさんの掟を作って、これを人々に守るように教えていたのです。
例えば、安息日を守るということについてだけでも3000以上の掟があると言われています。安息日には何メートル以上歩いてはならないとか、病気を治すこともしてはならない、などということをたくさん定めて、人々に背負いきれない重荷を負わせていたのです。
今もイスラエルに行くと安息日エレベーターというものがあって、そのエレベーターは安息日には各階ごとに止まるので、ボタンを押さなくてもよいのだそうです。
律法の専門家たちはこのようにして自分たちが作った掟によって、かえって神の律法を無にしてしまっているではないかと、イエス様は指摘しておられるのです。
祈り
天の父なる神様、あなたが与えてくださったみ言葉にとどまり、ここからそれてしまったりこれを超えていくようなことがありませんように、このみ言葉にしっかりと立ち続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。