28:2 すると、大きな地震が起こった。主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのである。
28:3 その姿は稲妻のように輝き、衣は雪のように白かった。
28:4 番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになった。
28:5 天使は婦人たちに言った。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、
28:6 あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい。

ふたりのマリアたちがイエス様が葬られた墓に行くと大きな地震が起こりました。大きな地震は神様の御臨在を示す現象ですが、主の天使が天から降って近寄り、石をわきへ転がし、その上に座ったのです。

墓の入り口には大きな石が転がしてありましたが、主の天使はその石を転がしてその上に座ったのです。その主の天使の姿を見て、番兵たちは、恐ろしさのあまり震え上がり、死人のようになりました。

神様の御前に出ることは、罪ある人間にとって、死を予感させる恐ろしいことなのです。天使は婦人たちにこう言いました。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。さあ、遺体の置いてあった場所を見なさい」。

天使は婦人たちに「恐れることはない、十字架につけられて死んで葬られた主イエスは、かねてから言われていた通りに復活したのだ」と言ったのです。

婦人たちはイエス様と少しでも近くにいたいと思って墓を訪れたのですが、その墓にイエス様の御遺体はありませんでした。イエス様がかねて言われていたように、復活なさったので、その墓は空っぽでした。

祈り

天の父なる神様、メシアを遣わすという救いの御業をあなたの御子イエス・キリストによって実現してくださった恵みを感謝いたします。主イエスによってまことの救いをもたらし、命への道を拓いてくださいました。あなたの恵みの内を歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。