15:20 ただ、偶像に供えて汚れた肉と、みだらな行いと、絞め殺した動物の肉と、血とを避けるようにと、手紙を書くべきです。
15:21 モーセの律法は、昔からどの町にも告げ知らせる人がいて、安息日ごとに会堂で読まれているからです。」
15:22 そこで、使徒たちと長老たちは、教会全体と共に、自分たちの中から人を選んで、パウロやバルナバと一緒にアンティオキアに派遣することを決定した。選ばれたのは、バルサバと呼ばれるユダおよびシラスで、兄弟たちの中で指導的な立場にいた人たちである。
エルサレム会議によって、ユダヤ人のみならず異邦人も、ただ信仰によって救われること、割礼の有無や律法を行うという行いにかかわらず救われることが出来るということが確認されました。
ただこの時点では、「偶像に供えて汚れた肉と、みだらな行いと、絞め殺した動物の肉と、血とを避けるように」とあるように偶像に備えられたものは避けるようにということが確認されました。
この決議を受けて、エルサレムの教会は、「教会全体と共に、自分たちの中から人を選んで、パウロやバルナバと一緒にアンティオキアに派遣することを決定」しました。実際にはユダとシラスを選んで、エルサレム教会に派遣したのです。このことは、イエス・キリストが召してくださった使徒たちの教えに立ち教会が、パウロやバルナバを代表とする異邦人の教会と同じキリストの教会であるということを現しています。
これは、エフェソの信徒への手紙4章で、「主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。」(エフェソ4:5~6)と言われていることです。
祈り
天の父なる神様、ユダヤ人も異邦人も分け隔てなく、主にあって同じ兄弟姉妹として、公同の教会として導き下さることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。