15:15 記憶を新たにしてもらおうと、この手紙ではところどころかなり思い切って書きました。それは、わたしが神から恵みをいただいて、

 15:16 異邦人のためにキリスト・イエスに仕える者となり、神の福音のために祭司の役を務めているからです。そしてそれは、異邦人が、聖霊によって聖なるものとされた、神に喜ばれる供え物となるためにほかなりません。

 

パウロは、自分が「異邦人のためにキリスト・イエスに仕える者となり、神の福音のために祭司の役を務めている」と述べています。「祭司」は神と人間の間に立ってとりなし、人々が神様との正常な関係をもって神と共に生きていくことが出来るための働きをするものです。

 

その意味では、神によって召された牧師も伝道者も、キリスト者も祭司の働きに召されているということも出来ます。世界を見ても日本を見ても神を知らず神の御心も分からないで暮らしている方々がたくさんおられます。そのような方々に、私たちを今日も支え、育んでくださっている神をお伝えすることはとても大切な働きです。

 

「異邦人」というのは、神を知らない人という意味を持っていますが、ユダヤ人であっても初めから神を知っている人はいませんし、人生の途中で神への信仰から離れてしまう人たちもありますから、「とりなす」こと「福音を宣べ伝える」ことは重要な働きです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが私たちのためにしてくださった働きを覚えて、パウロがしていったように、神と共に生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。