22:14 アナニアは言いました。『わたしたちの先祖の神が、あなたをお選びになった。それは、御心を悟らせ、あの正しい方に会わせて、その口からの声を聞かせるためです。
22:15 あなたは、見聞きしたことについて、すべての人に対してその方の証人となる者だからです。
22:16 今、何をためらっているのです。立ち上がりなさい。その方の名を唱え、洗礼を受けて罪を洗い清めなさい。』」
アナニヤもパウロも神に導かれてイエス・キリスト教信仰に導かれ、ともにイエス・キリストの福音の恵みに生きる者とされました。
こうしてイエス・キリストに出会う前のパウロはファリサイ派のエリート青年であり、そのままでいけば最高法院の議員にもなったでしょうし、地位も名誉も得られる立場にありました。この時、イエス・キリストに従って生きることは、これまで彼が得てきたものを捨てることをも意味していました。
多数派、体制派ではなく、少数派であり迫害や死をも覚悟しなければならない立場に身を置くことになります。アナニヤは、神がパウロを選ばれたことを伝え、「今、何をためらっているのです。立ち上がりなさい。その方の名を唱え、洗礼を受けて罪を洗い清めなさい。」と述べました。
パウロはここで、聖霊に導かれて人に従うより神に従うことを選んだのでした。
祈り
天の父なる神様、パウロを導かれたように、今日も多くの人々を導き、神の恵みのうちに生きる者としてくださることを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。
