2:16 そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。
2:17 『神は言われる。終わりの時に、/わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、/若者は幻を見、老人は夢を見る。
2:18 わたしの僕やはしためにも、/そのときには、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。
2:19 上では、天に不思議な業を、/下では、地に徴を示そう。血と火と立ちこめる煙が、それだ。
2:20 主の偉大な輝かしい日が来る前に、/太陽は暗くなり、/月は血のように赤くなる。
2:21 主の名を呼び求める者は皆、救われる。』
それでは、弟子たちの上に一体何が起こったのか。ペトロは続けて16節以下で語られています。そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。
『神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る。わたしの僕やはしためにも、そのときには、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。上では、天に不思議な業を、下では、地に徴を示そう。血と火と立ちこめる煙が、それだ。主の偉大な輝かしい日が来る前に、太陽は暗くなり、月は血のように赤くなる。主の名を呼び求める者は皆、救われる。』
これはヨエル書3章1~5節からの引用ですが、ペトロは、ヘブライ語聖書からではなく、70人訳聖書から引用していますので多少言葉の言い回しなどの違いがあります。
ペトロは「神は言われる」と始めています。このことは、ヨエルが、主が用いられる器に過ぎず、その言葉は、神の言葉であることをはっきりと表しています。また、「わたしの霊」が他でもない神の霊、聖霊であることをはっきりと示しているのです。
この文章から、イエス様は、御自分を信じる者たちに、男にも女にも、父から受けた聖霊を注いでくださったのだとペトロがヨエルの預言を理解し、解釈していることが分かります。イエス・キリストがしてくださった御業と、聖霊の働きによって、主の名を呼び求める者は皆、救われるのです。
祈り
天の父なる神様、預言者ヨエルが預言していたように、男にも女にも聖霊を注ぎ、主の名を呼び求める者は皆、救われるという道を拓いてくださった恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。