2:23 このイエスを神は、お定めになった計画により、あらかじめご存じのうえで、あなたがたに引き渡されたのですが、あなたがたは律法を知らない者たちの手を借りて、十字架につけて殺してしまったのです。

イスラエルの人たちは、イエスを神から遣わされた方として受け入れようとはしませんでした。彼らは、律法を知らない者たちの手をかりて、イエスを十字架につけて殺してしまったのです。

ルカによる福音書を見ると、そこで中心的な役割を果たしたのは、祭司長や長老や律法学者からなる最高法院でした。けれども、ペトロは、その責任を最高法院だけに押しつけるのではなく、あなたがたが十字架につけて殺してしまったと言うのです。

イエス様を十字架につけて殺してしまったのは、指導者たちや律法を知らないローマ人だけではありません。36節にありますように、イスラエルの全家が、イエスを十字架につけて殺してしまったのです。事実、ローマの総督ポンテオ・ピラトが、三度イエス様を釈放しようとしたにも関わらず、人々は、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫び続けたのでした。

祈り

天の父なる神様、イエス・キリストは、ほかならぬ私たち罪ある者を救うために十字架で死んで下さいました。この事実を確かに受け止めながら、主の愛と恵みにお応えしていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。