2:24 しかし、神はこのイエスを死の苦しみから解放して、復活させられました。イエスが死に支配されたままでおられるなどということは、ありえなかったからです。
人々がイエス様のことを「洗礼者ヨハネだ」「エリヤだ」「昔の預言者が生き返ったのだ」とうわさする中で、ペトロは12人を代表して、イエス様を「神からのメシアである」と告白しました。そして、イエス様は御自分がどのようなメシア・救い主であるのかを教えられました。
イエス様はかねてから、「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日目に復活することになっている」と言われました。この死と復活の予告をイエス様はエルサレムに上られるまで三度語っておられます。
この言葉の通り、イエス様は十字架につけられて殺され、三日目に復活なさったのです。メシアとしての働きを実現するために、これは必ずしなければならない事柄でした。イエス様が復活なさった事は、イエス様のすべてのご生涯において父なる神に服従し、救いの御業を実現されたことのしるしなのです。
祈り
天の父なる神様、詩編16編27節には「あなたは、わたしの魂を陰府に捨てておかず、あなたの聖なる者を朽ち果てるままにしておかれない。」というダビデの詩がありますが、これはイエス・キリストの復活の預言でもありました。「わたしについてモーセの律法と預言者の書と詩編に書いてある事柄は、必ずすべて実現する。」と言われていた通りに、あなたの御心を実現してくださいました恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。