1:46 そこで、マリアは言った。
1:47 「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
1:48 身分の低い、この主のはしためにも/目を留めてくださったからです。今から後、いつの世の人も/わたしを幸いな者と言うでしょう、
1:49 力ある方が、/わたしに偉大なことをなさいましたから。その御名は尊く、
1:50 その憐れみは代々に限りなく、/主を畏れる者に及びます。
この部分は、マリアの賛歌とも言われているものですが、バッハは、聖書のこの個所からマニフィカートと言われる美しい曲を作りました。
「わたしの魂は主をあがめ、/わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
身分の低い、この主のはしためにも/目を留めてくださったからです。」
マリアは、自分のことを身分の低い、主のはしためと表現しています。昔も今も、少数の身分の高い人たちが、一般の庶民と言われる人たちを支配するという構造が続いています。しかし、神様は身分などには関係なく、その人の心をご覧になり、真心からへりくだって神を畏れ敬う者を尊んでくださるのです。
「その憐れみは代々に限りなく、/主を畏れる者に及びます。」と言われているとおりです。
祈り
天の父なる神様、神の御子イエス・キリストを人としてこの世に産まれさせるにあたり、マリアを選んで、彼女が聖霊によって身ごもるという方法をとってくださいました。聖霊によって彼女に信仰を与え、神を畏れる思いを与えて、神と共に生きる者としてくださいました。私たちもそのような恵みの中で、神の民として歩むことが出来ますことを感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。