1:26 六か月目に、天使ガブリエルは、ナザレというガリラヤの町に神から遣わされた。
1:27 ダビデ家のヨセフという人のいいなずけであるおとめのところに遣わされたのである。そのおとめの名はマリアといった。
1:28 天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」
1:29 マリアはこの言葉に戸惑い、いったいこの挨拶は何のことかと考え込んだ。
1:30 すると、天使は言った。「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。
1:31 あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。
先にザカリヤとエリサベツに子供が生まれることが告げられましたが、今度はヨセフとマリアに子供が生まれることを天使ガブリエルが告げるのです。その子供の名前をイエスとするようにも言われました。
ヨハネは、メシアに先立ってその道備えをする働きを委ねられましたが、イエスは神によって遣わされる旧約聖書によって預言されている約束のメシア（救い主）でした。
天使が現れて、ザカリヤとエリサベツは年をとっているのに子供が生まれると言われました。マリアの場合は、まだ処女であるのに子供が生まれると言われました。どちらも普通では信じがたいことです。
けれども、彼らはその出来事を感謝を持って受け止め、受け入れ、神にお委ねしたのでした。
祈り
天の父なる神様、「人には出来ないが神には出来る」という救いの御業を、私たちのために実現してくださる恵みを感謝いたします。闇が支配するこの世にあってもあなたの与えてくださる恵みのうちを歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。
