8:40 イエスが帰って来られると、群衆は喜んで迎えた。人々は皆、イエスを待っていたからである。

8:41 そこへ、ヤイロという人が来た。この人は会堂長であった。彼はイエスの足もとにひれ伏して、自分の家に来てくださるようにと願った。

8:42 十二歳ぐらいの一人娘がいたが、死にかけていたのである。イエスがそこに行かれる途中、群衆が周りに押し寄せて来た。

 

多くの人々がイエス様の周りに集まってくるようになりましたが、ある日ヤイロという会堂長をしている方が、イエス様のところにやってきて、「イエスの足もとにひれ伏して、自分の家に来てくださるように」と願ったのでした。

 

会堂長というのは、ユダヤ人の集まっている町であれば、各地に点在しているシナゴーグと言われる会堂がありました。そこでは礼拝がささげられていましたが、会堂長はその時誰がお話をするのかというスケジュールを決めたり、会堂の管理をする働きをしていたのです。

 

その時ヤイロの娘は、死にかけていたといわれています。重い病気であったのか、何らかの事故に巻き込まれて大けがをしたのか、詳しいことは分かりませんが、いずれにしても彼の娘は死にかけていて、ヤイロは、この娘を癒していただくために、イエス様のところにやってきたのです。

 

祈り

 

瀕死の状態にある娘を救いたいとヤイロはイエス様のところに行きました。私たちも困った時の神頼みということで、そのような時に神に求めることがあります。しかし、実際にはどんなときにもあなたのお守りのうちにこの暮らしが赦されていることを覚えて、あなたの御心を求めて生きることが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。