7:18 ヨハネの弟子たちが、これらすべてのことについてヨハネに知らせた。そこで、ヨハネは弟子の中から二人を呼んで、

7:19 主のもとに送り、こう言わせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」

7:20 二人はイエスのもとに来て言った。「わたしたちは洗礼者ヨハネからの使いの者ですが、『来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか』とお尋ねするようにとのことです。」

バプテスマのヨハネは、イエス・キリストについて、「見よ、神の小羊」と語り、この方こそ来るべきメシアであるということを伝えていました。

ヨハネは、来るべきメシアは、人々の罪を裁く方であると述べていました。ルカによる福音書 3章7節以下には次のように言われています。

そこでヨハネは、洗礼を授けてもらおうとして出て来た群衆に言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。悔い改めにふさわしい実を結べ。我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。斧は既に木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。」(ルカ3:7~9)

イエス様は、再臨の後このような裁きをなさいますが、この時は、私たち罪人の罪を贖うために来てくださいました。罪人を招くために来てくださったのです。そのため、ヨハネは、本当にこの方はメシアなのだろうかという疑問が生まれていたのかもしれません。

そこでヨハネは、弟子を遣わして、「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか」と尋ねさせたのです。

祈り

天の父なる神様、ヨハネは神によって遣わされた預言者でしたが、それでもイエス様が本当にメシアなのだろうかという疑問を持つようなことがありました。私たちの信仰も時として動揺することがあります。そのような弱さを持つ者ですが、あなたが御霊によって導いてくださり、私たち自身によってではなくあなたの御霊によって確信を与えられて、勇敢にあなたの御心に生きる者とならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。