19:13 実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが主のもとに届いたので、主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。」
19:14 ロトは嫁いだ娘たちの婿のところへ行き、「さあ早く、ここから逃げるのだ。主がこの町を滅ぼされるからだ」と促したが、婿たちは冗談だと思った。
19:15 夜が明けるころ、御使いたちはロトをせきたてて言った。「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって滅ぼされてしまう。」
19:16 ロトはためらっていた。主は憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされた。
アブラハムのとりなしにもかかわらず、ソドムには10人の正しい者はいなかったようです。二人の御使いは、この町を滅ぼすために神によって遣わされた者たちでした。
ロトについて、2ペトロの手紙には、「しかし神は、不道徳な者たちのみだらな言動によって悩まされていた正しい人ロトを、助け出されました。なぜなら、この正しい人は、彼らの中で生活していたとき、毎日よこしまな行為を見聞きして正しい心を痛めていたからです。」(2ペトロ2:7~8)と言われています。
ロトには娘たちがおり、結婚してものもいました。ロトは結婚した娘の婿のところに行って、この町は滅ぼされるから早く逃げるようにと促すのですが、婿たちは冗談を言っているようにしか受け止めませんでした。
なお、ロトは町から逃げることをためらっていましたが、主は憐れんで、妻と娘の手を取って町から逃げるようにしてくださいました。
祈り
天の父なる神様、ソドムの人たちの滅びとロトたちの救出は、かつて起こったノアの箱舟の出来事によく似ていますが、あなたはみ言葉と歴史の出来事を通して、正義を守られる神がおられることを教えてくださっています。不法のなすがままにはしておかれない。罪の責任を問われる時が来ることを覚えるとともに、救いの御手を差し伸べていて下さっていることをも覚えていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。