さて、あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、上にあるものを求めなさい。そこでは、キリストが神の右の座に着いておられます。上にあるものに心を留め、地上のものに心を引かれないようにしなさい。コロサイ3:1~2

コロサイの教会のクリスチャンたちは、キリストへの信仰を与えられ、洗礼を受け、キリストと共に復活させられました。この新しい生活は、以前の地上的なものに縛られた生活とは異なるものです。この世の諸霊に縛られた生活は、彼らが信仰をもってキリストと共に生きるようになった時に終焉を告げたのです。

だからこそ、「上にあるものを求めなさい」と言われています。上にあるものを見つめるという場合、多くの人たちは、せいぜい、親であったり、兄や姉であったり、会社の上司であったり、先輩であったり、お医者さんや学校の先生、代議士など自分より地位が高いと思われる人を想像するのではないでしょうか。

しかし、ここで上にあるものを求めるといわれるのは、神の右に座しておられる、あらゆるものの上におられる神の御子キリストのことをさしています。私たちは普段の生活において、どれほどイエス・キリストを上におられるお方として意識し、そのようにキリストを求めつつ生きているでしょうか。

祈り

天の父なる神様、日本人の中から上にあるものを求める心が失われてきているように思われますが、あなたは聖書によって明確に私たちが信じるべき対象がどなたであるのかを教えてくださっています。さらに主を知ること、主と共に生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。