子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする。」という約束です。
父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。エペソ人への手紙6:1-4

「あなたの父と母を敬え。」という戒めは、十戒においては、神に対する戒めに続いて、人間に対する戒めの一番初めに来るものです。ここでも愛することが教えられているといってよいでしょう。神が私たちを愛してくださったのですから、神の子どあるあなた方も神を敬い、神に従いなさいというメッセージとして受け取ることもできます。

 

神は、私たちに配偶者をお与えになったばかりでなく、子供たちを与えてくださいます。それは親の所有物ではなく、神によって与えられた宝物です。神がこの子供を育てるようにとゆだねてくださった命です。ですから親は、自分の思うがままに子供を育てるのではなく、神の御心を覚えつつ、祈りつつ育てていく必要があります。

 

今日の聖句は、子供が親に従うようにと言われています。もちろんそれも大切なことですが、親は、子供たちに、神を求めて、神とともに生きていくように、まず自分自身がその模範を示しつつ育てていく必要があることもこの聖句は教えているのです。

 

コヘレトの12章には「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。「年を重ねることに喜びはない」と/言う年齢にならないうちに。」(12:1)と言われています。年を重ねてから神を信じるようになることも素晴らしいことですが、この世の人生を、若い時から神と共に生きる人生として過ごすことができる人は幸いです。

 

祈り

 

天の父なる神様、妻や夫が与えられ、子供が与えられることは何という幸いなことでしょうか。しかしその人生が真に実りある人生となるためには、あなたの導きが必要です。私たちの生まれながらの心が変えられて、罪を悔い改め、神に立ち返り、造り主である父との親しい交わりのうちに、感謝をもって過ごすことができますようにお導きください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。