13:7 この男は、地方総督セルギウス・パウルスという賢明な人物と交際していた。総督はバルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞こうとした。

 13:8 魔術師エリマ――彼の名前は魔術師という意味である――は二人に対抗して、地方総督をこの信仰から遠ざけようとした。

 13:9 パウロとも呼ばれていたサウロは、聖霊に満たされ、魔術師をにらみつけて、

 13:10 言った。「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。

 13:11 今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう。」するとたちまち、魔術師は目がかすんできて、すっかり見えなくなり、歩き回りながら、だれか手を引いてくれる人を探した。

 13:12 総督はこの出来事を見て、主の教えに非常に驚き、信仰に入った。

 

地方総督はサウロとバルナバから話を聞きたいと思いましたが、魔術師エルマは、これを妨げようとしました。

 

このためサウロは、エルマに対して「ああ、あらゆる偽りと欺きに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵、お前は主のまっすぐな道をどうしてもゆがめようとするのか。今こそ、主の御手はお前の上に下る。お前は目が見えなくなって、時が来るまで日の光を見ないだろう。」と言うと、たちまちエルマの目が見えなくなって、だれか手を引いてくれる人を探すようになりました。

 

この様子を見ていた総督は信仰に導かれたといわれています。この当時、サウロやイエス様の弟子たちには聖霊によって病人をいやしたり、不思議なことをする賜物が与えられていました。この働きが神の働きであることを人々に知らせるためでもありました。

 

祈り

 

天の父なる神様、聖霊の導きによって私たちに信仰が与えられ、キリストにあって生きることが出来る恵みを感謝いたします。自らの罪を悔い改めて、イエス・キリストを信じて生きるようになったことこそが奇跡です。主とともに歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。