兄弟愛については、あなたがたに書く必要はありません。あなたがた自身、互いに愛し合うように、神から教えられているからです。現にあなたがたは、マケドニア州全土に住むすべての兄弟に、それを実行しています。しかし、兄弟たち、なおいっそう励むように勧めます。1テサロニケ9~10

パウロは、「聖なる者となる」ことを勧めたのち、「兄弟愛」と「規律ある生活」について述べていきます。特に、3~8節が神とのかかわりについての教えであるとすれば、10節から12節は人とのかかわりについての教えということが出来ます。

「兄弟愛については、あなたがたに書く必要はありません。」とあるように、テサロニケの教会の人たち教会の人々は、兄弟愛については申し分のないほどの働きをしていたようです。

テサロニケは、大きな港町であり、ローマに続く主要道路エグナシア街道沿いにある重要な町―交通の要所―でしたから、テサロニケを訪れる他のクリスチャンたちに隣人愛を示し、手厚く彼らをもてなしたものと思われます。

祈り

天の父なる神様、テサロニケの教会がそうであったように、兄弟愛において互いに愛し合うものとなることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。