7:44 わたしたちの先祖には、荒れ野に証しの幕屋がありました。これは、見たままの形に造るようにとモーセに言われた方のお命じになったとおりのものでした。
7:45 この幕屋は、それを受け継いだ先祖たちが、ヨシュアに導かれ、目の前から神が追い払ってくださった異邦人の土地を占領するとき、運び込んだもので、ダビデの時代までそこにありました。
エジプトを脱出したイスラエルは、神の導きによって荒野の旅をつづけることになりましたが、荒野での旅を続けるにあたって幕屋を造るように導かれました。
モーセは一つの移動式テント・幕屋を解体すると、この幕屋を宿営とは離れた場所に張りました。モーセはこれを「会見の幕屋」と名づけたのです。主なる神様と会見する聖なる場所、主なる神様とお会いしたい、祈りを聞いてもらいたい、自分の悩みを知ってもらいたい、そのような人々は自分の住居である天幕を出て、宿営の外にある会見の幕屋に行ったのです。
モーセが会見の幕屋に行くときには、人々はみな立ち上がり、モーセが幕屋に入るまで、それぞれの天幕の入口に立ってモーセを見送りました。モーセが会見の天幕に入ると雲の柱が下ってきて、会見の天幕の入口に立ったのです。主なる神様は雲の柱を通してモーセに語られました。
人々が神様との交わりを持つことが出来る場所として、会見の幕屋が設けられました。
祈り
天の父なる神様、罪ある人間は聖なる神様の前に出ることが出来ませんが、そのような私たちのために、幕屋を設け、至聖所を設けて、神様との交わりを持つことが出来る道を拓いてくださることを感謝いたします。旧約時代の人たちは、大祭司や預言者などごく限られた人しかその出会いを許されませんでしたが、イエス・キリストが来られて罪の贖いを実現してくださったことによって、あなたとの直接の交わりを持つことが出来ますことを感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。