18:6 それから、主は言われた。「この不正な裁判官の言いぐさを聞きなさい。

18:7 まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。

18:8 言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。しかし、人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか。」

 

不正な裁判官は、やもめの訴えを聞いて裁判を行いましたが、それは正しいことだから行ったというよりは、やもめの訴えがしきりに続いたために仕方なく裁判をしたに過ぎませんでした。

 

通常は、「不正な」と言われているように、正しい裁判をしていたわけではなく、神に従おうとしたのではなく、自分の私利私欲のために暮らしていたと思われます。

 

7節には、「まして神は、昼も夜も叫び求めている選ばれた人たちのために裁きを行わずに、彼らをいつまでもほうっておかれることがあろうか。言っておくが、神は速やかに裁いてくださる。しかし、人の子が来るとき、果たして地上に信仰を見いだすだろうか。」

と言われています。

 

これは、不正な裁判官のみならず、当時のユダヤ人やこれを読む人たちに対する訴えということが出来ます。

 

祈り

 

天の父なる神様、不正の裁判官にも罪を悔い改めて、神に立ち帰り、神の言葉を聞き、従うように求められたように、神は私たちにもこのことを求めておられます。神に聞き従う人生を生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。