5:12 使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われた。一同は心を一つにしてソロモンの回廊に集まっていたが、
5:13 ほかの者はだれ一人、あえて仲間に加わろうとはしなかった。しかし、民衆は彼らを称賛していた。
5:14 そして、多くの男女が主を信じ、その数はますます増えていった。
5:15 人々は病人を大通りに運び出し、担架や床に寝かせた。ペトロが通りかかるとき、せめてその影だけでも病人のだれかにかかるようにした。
5:16 また、エルサレム付近の町からも、群衆が病人や汚れた霊に悩まされている人々を連れて集まって来たが、一人残らずいやしてもらった。
イエス・キリストは、あらゆる病の方々を癒されましたが、ここでも「使徒たちの手によって、多くのしるしと不思議な業とが民衆の間で行われた。」と言われています。
イエス・キリストがなさったのと同じことが、今度は使徒たちやクリスチャンたちの手によって行われていったのです。これは、主イエスご自身が聖霊において彼らと共に働いておられたということが出来ます。
イエス様は、「あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28:20)と言われましたが、この言葉のように姿は見えなくても主イエスは彼らと共にいて働いて下さったのです。今この時代にも、イエス・キリストを信じる信仰に導かれた私たちは、主が共におられることを教えられているということが出来ます。
祈り
天の父なる神様、私を創造し、育み、私のために十字架に架かってくださった神様が、私とともにいて、日々の暮らしを守り支えてくださっているということほど、私たちにとって心強いことはありません。「あなたこそわが主、我が神」ということが出来るお方を信頼して生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。