25:1 「そこで、天の国は次のようにたとえられる。十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く。
「そこで、天の国は次のようにたとえられる。十人のおとめがそれぞれともし火を持って、花婿を迎えに出て行く」。今日の御言葉は、「天の国のたとえ」ですが、その天の国は、イエス様が人の子として来られることによって、その裁きを通して完成される天の国です。
4章17節によれば、イエス様は、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言って、宣べ伝え始められました。「天の国」は「神の国」のことであって、より正確に言えば、「神の王国」、「神の王的御支配」のことです。神様が王として御支配される領域が「神の国」、「天の国」なのです。
今からおよそ2000年前、「天の国」はイエス・キリストにおいて到来しました。イエス様の権威ある教えや権威ある業、病の癒しや悪霊追い出しはそのことをあらわす徴でした。イエス様は、御自分において到来した神の国について、13章でやはりたとえを用いて教えられました。イエス様は御自分において到来した神の国をからし種やパン種にたとえて教えられたのです。
そして、今朝の御言葉では、御自分が人の子として来られるときに完成する天の国を十人のおとめにたとえて教えておられます。しかし、このたとえは天の国そのものというよりも、天の国を待ち望む弟子たちの姿勢について教えるたとえであると言えます。
祈り
天の父なる神様、罪ある私たちのもとに来てくださり、神の国をもたらしてくださる恵みを感謝いたします。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。