15:22 こういうわけで、あなたがたのところに何度も行こうと思いながら、妨げられてきました。
15:23 しかし今は、もうこの地方に働く場所がなく、その上、何年も前からあなたがたのところに行きたいと切望していたので、
15:24 イスパニアに行くとき、訪ねたいと思います。途中であなたがたに会い、まず、しばらくの間でも、あなたがたと共にいる喜びを味わってから、イスパニアへ向けて送り出してもらいたいのです。
ローマ人への手紙が書かれたころは、ローマは世界の都でした。世界の中心と言ってもよいところで、キリスト者もたくさんいたことでしょうし、教会の群れも立てられていて、パウロはローマの教会の信徒たちに向けてこの書を書いているのです。
パウロはローマに行くだけではなくイスパニア(スペイン)にも行こうと考えていたようです。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒1:8)といわれた主イエスの言葉に忠実に従って、世界中にキリストの福音を伝えようとしていたことが分かります。
私たちの意識も同じ思いをもって福音を宣べ伝えていくという志が大切ではないかと思います。自分の周りにいる方々に伝えることはもちろんですが、国籍や民族の違い、境遇の違いなどを超えて、あらゆる人たちにこの福音を伝えていきたいものです。
祈り
天の父なる神様、地の果てに至るまでキリストの福音が宣べ伝えられるように祈り励むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。