夜明けは近づいている。しかしまだ夜なのだ。イザヤ書21章12節 預言者イザヤは、イスラエルが罪を犯したために、やがてバビロニア帝国によって国が滅ぼされ、神殿も破壊され、主だった人は奴隷としてバビロンに連れていかれるという厳しい時代に遣わされた預言者でした。 人々は失望落胆し、何の希望をも持つことができないような状況の中で、なお神が救いの御手を差し伸べてくださることを告げるのです。神に背き続けてきたイスラエルの民に向かって、今日のみ言葉は語られました。 この時点ではまだ、解放の時は来ていません。しかし、やがて神はペルシャの王クロスに働きかけて、バビロンを倒し、イスラエルを解放してくださいました。 今、この地上にいる私たちも罪と死に囚われている者です。罪からはまだ自由になっておらず、やがては死を迎えなければならないものです。しかし、主イエスへの信仰によってすでに罪を赦されて、天に国籍を持つものとされているのです。全き解放の時が来ることを待ち望みながら、希望をもって今日を生きてまいりましょう。 祈り 天の父なる神様、罪を犯した者、あなたに背いてきた者をなおも愛し、あなたの民として招いてくださり、自由を得させるためにひとり子をもお与えくださる恵みを感謝いたします。 あなたの御手を信頼して、希望をもって歩むことができますように。 イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。 |
夜明けは近づいている、しかしまだ夜なのだ。
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