6:22 人々に憎まれるとき、また、人の子のために追い出され、ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。

6:23 その日には、喜び踊りなさい。天には大きな報いがある。この人々の先祖も、預言者たちに同じことをしたのである。

 

このみ言葉は、この世の闇が如何に深いのかということを示しています。実際のところ神に従った預言者たちやこの言葉を語ったイエス・キリストも、その弟子たちもこのことを経験したのです。サタンが多くの人々を惑わし、多くの人々が惑わされて、神に従う人々を脅したり、妨害したり、殺害したりしているのです。

 

この世においては、神に従おうとする者にとっては、様々な迫害があるのです。けれども、この時忘れてならないことは、「天には大きな報いがある」という事実です。

 

主イエスは、ヨハネによる福音書16章33節において「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」と言われました。

 

信仰によって生きる者は、この世における報いではなく、「天において与えられる報い」を仰ぎ望みながら生きる者であるということが出来ます。

 

祈り

 

天の父なる神様、神に従おうとする者は迫害されるということを教えてくださいましたが、さらにそのような迫害に遭うときには喜びなさいと教えてくださいました。人々に憎まれるときには喜びにくい面がありますが、主はそのような時には喜びなさいと言われました。そして後日、弟子たちは迫害に遭うようになった時これを喜んだことが記されています。それは天における報いが大きいゆえに喜ぶことが出来たのでした。私たちも天にその名が記されていることを喜ぶことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。