キリスト・イエスに結ばれているすべての聖なる者たちに、よろしく伝えてください。わたしと一緒にいる兄弟たちも、あなたがたによろしくと言っています。すべての聖なる者たちから、特に皇帝の家の人たちからよろしくとのことです。主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊と共にあるように。フィリピ4:21~23

これはこの手紙の最後の挨拶です。フィリピの教会はアジア州に位置する教会でしたが、その地域にもその後たくさんの教会が生まれていきました、この手紙もフィリピの教会で読まれたのみならず、ローマ帝国内にある各地の教会で読まれるようになったに違いありません。

手紙というものは、本来その宛先となる方(々)に対する限定的なものですが、このパウロの書いた手紙は、さらに時代を超えて、民族や国籍の枠をも超えて、神の言葉・聖書として、21世紀の日本に生きている私たちのうちにももたらされているのです。

日本語で、今から2000年も前のこの手紙を読みるようになっていることに神の導きを感じますし、「主イエス・キリストの恵みが、あなたがたの霊と共にあるように。」ということが、多くの人々の間で意識して覚えることが出来ますようにと祈り願うものです。

祈り

天の父なる神様、パウロの手を通して私たちにもフィリピの手紙が与えられ、多くの恵みが与えられていることを感謝いたします。主に在って、喜びと感謝をもって日々を過ごすことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。