そこで、わたしも、もはやじっとしていられなくなって、誘惑する者があなたがたを惑わし、わたしたちの労苦が無駄になってしまうのではないかという心配から、あなたがたの信仰の様子を知るために、テモテを派遣したのです。1テサロニケ3:5

パウロがテサロニケの教会にても手を派遣したのは、その教会に「誘惑する者」が紛れ込んできて、神の教えを曲げてしまったり、ないがしろにしてしまう恐れを感じたからでした。

「誘惑する者」とは、サタンに導かれている人たちであり、彼らは、クリスチャンとなった人たちに対して、「あなたがたが改宗したキリスト教は、信じるに値しない。イエス・キリストは救い主などではないから、その信仰を捨てれば迫害に遭うことはない。」などと誘惑し続けてきました。

初代教会においては、こうした迫害や誘惑は、特に再臨のイエス・キリストが来られる直前に起こると考えられてきました。パウロは、こうした試練の中にある教会に対して、しっかりとその信仰を守り続けるようにと願っているのです。

祈り

天の父なる神様、再臨のキリストによって、サタンと悪霊が裁かれ、敗北する時まで、いつの時代も誘惑する者がありますが、主の祈りにもあるように「私たちを試みに遭わせず悪(誘惑する者)からお救いください」

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。