13:31 ちょうどそのとき、ファリサイ派の人々が何人か近寄って来て、イエスに言った。「ここを立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしています。」

13:32 イエスは言われた。「行って、あの狐に、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』とわたしが言ったと伝えなさい。

 

イエス様がお生まれになったころ、領主ヘロデによってベツレヘムの2歳以下の子供たちがすべて殺されるという恐ろしい出来事がありました。

 

今日の聖句に出てくるヘロデは、代が代わっていますが、この時のヘロデ王も残虐であったといわれており、イエス様を殺そうとしていると言われています。

 

イエス様は、この世に生まれた時から命を狙われるような生涯を歩まれたことが分かります。ヨハネの黙示録を見ると竜や獣が出てきますが、竜はサタンであり、獣は竜に従っているこの世の権力者たちを表しています。今日の聖句に出てくるヘロデも獣として表されている人といえるでしょう。

 

このような悪の力、闇の力との戦いの中で、イエス様は、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』という働きを実現されるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、人間が罪を犯して以来、この世界は闇に覆われたような世界になってしまいました。そのために私たちも様々な苦しみを味わっていますが、救い主として来てくださったあなたの御業を感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。