2:5 悲しみの原因となった人がいれば、その人はわたしを悲しませたのではなく、大げさな表現は控えますが、あなたがたすべてをある程度悲しませたのです。

 2:6 その人には、多数の者から受けたあの罰で十分です。

 2:7 むしろ、あなたがたは、その人が悲しみに打ちのめされてしまわないように、赦して、力づけるべきです。

 2:8 そこで、ぜひともその人を愛するようにしてください。

 

「悲しみの原因となった人」とは、具体的にどのような方であったのかは記されていませんが、コリント信徒への手紙を見る限りでは、みだらな行いを行う人、パウロの言葉を認めようとしない人、異なる福音を語る人などであると考えられます。

 

いずれの場合も教会によくない影響を及ぼしたり、つまずきを与えたり、誤った道に人々を導いていってしまうことが考えられます。キリストは、「あなたの敵を愛せよ」と言われましたが、パウロも同じことをここで記しています。

 

その人には、多数の者から受けたあの罰で十分です。 むしろ、あなたがたは、その人が悲しみに打ちのめされてしまわないように、赦して、力づけるべきです。そこで、ぜひともその人を愛するようにしてください。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたにとってはどの人も大切な存在であり、愛すべき人々です。そのことを覚えながら愛をもって生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。