3:12 このような希望を抱いているので、わたしたちは確信に満ちあふれてふるまっており、
3:13 モーセが、消え去るべきものの最後をイスラエルの子らに見られまいとして、自分の顔に覆いを掛けたようなことはしません。
3:14 しかし、彼らの考えは鈍くなってしまいました。今日に至るまで、古い契約が読まれる際に、この覆いは除かれずに掛かったままなのです。それはキリストにおいて取り除かれるものだからです。
モーセは、「消え去るべきものの最後をイスラエルの子らに見られまいとして、自分の顔に覆いを掛けた」と言われています。モーセは自分自身が老いてやがて朽ちていくことを他の人に見られたくないと思って自分の顔に覆いを掛けたのですが、これは古い契約の栄光が消え去ることを指し示していたのです。
しかし、新しい契約に仕えるパウロたちは、そのようなことをする必要はありません。なぜなら、新しい契約は永遠の契約であり、その栄光は永遠に続くからです。エゼキエル37:26には、「わたしは彼らと平和の契約を結ぶ。それは彼らとの永遠の契約となる。わたしは彼らの住居を定め、彼らを増し加える。わたしはまた、永遠に彼らの真ん中にわたしの聖所を置く。」と言われています。
けれども、イエス・キリストによって新しい契約の時代が来ているのに、依然としてユダヤ人たちの多くは、その顔に覆いがかかったままになっているというのです。
祈り
天の父なる神様、旧い契約にとどまり続けるのではなく、イエス・キリストによってもたらされた新しい契約の時代にあることを覚えて、キリストにあって生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。