5:1 イエスがゲネサレト湖畔に立っておられると、神の言葉を聞こうとして、群衆がその周りに押し寄せて来た。

5:2 イエスは、二そうの舟が岸にあるのを御覧になった。漁師たちは、舟から上がって網を洗っていた。

5:3 そこでイエスは、そのうちの一そうであるシモンの持ち舟に乗り、岸から少し漕ぎ出すようにお頼みになった。そして、腰を下ろして舟から群衆に教え始められた。

 

シモン。ペトロのしゅうとめの病気を癒し、悪霊につかれた人を悪霊から解放されると、その後続々と人々が病人をいやしてもらうためにやってきました。

 

ゲネサレ湖の岸に立っておられたときにも人々がそこに集まってきました。そこで網を洗っていた漁師であったシモンの舟に乗り、岸から少し漕ぎ出してもらって群衆に教えられました。

 

この時どんな話をなさったのかは記されていませんが、旧約聖書によって教えられていた神による救いの時が今すでにきていることを伝え、人々に悔い改めて福音を信じるように話されたのではないかと思われます。

 

ついに神による救いの時が来たというメッセージは、苦しみの中にあった人々の心に大きな慰め、喜びと希望を与えられたに違いありません。

 

祈り

 

天の父なる神様、舟に乗ってお話をされたイエス様のお話を聞いた人たちは、新鮮な思いでその話を聞いたに違いありません。その心には喜びと希望がもたらされたに違いありません。私たちも日々新たな信仰に生かしてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。