24:9 そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。

24:10 そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。

24:11 偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。

24:12 不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。

24:13 しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。

24:14 そして、御国のこの福音はあらゆる民への証しとして、全世界に宣べ伝えられる。それから、終わりが来る。」

 

この個所においてイエス様は、弟子たちや、キリストに従っていこうとする私たちに迫害に遭遇することを予告しておられます。そして、この迫害によって教会の多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになると言われるのです。

 

さらには偽預言者が起こって多くの人が惑わされ、不法がはびこり、愛が冷えるというのです。ここに描かれているのは、教会が衰退していく姿です。イエス様が来られる世の終わりに、私たちは完全な救いにあずかること、神が人と共に住む、新しい天と新しい地の祝福にあずかることを信じています。

 

しかし、その世の終わりの祝福にあずかるには、苦難を経なければならないと言われているのです。私たちの主であり、師であるイエス様が、十字架の死という苦難を経て栄光に入られたように、私たちも苦難を経て栄光に入るのです。

 

そのことをイエス様は前もって、私たちに教えてくださいました。それは、私たちが「最後まで耐え忍び救われるため」です。生涯にわたってずっとイエス・キリストを信じて救われるために、イエス様は前もって教会が受ける苦難を予告しておられるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス様は終わりの時代に起こることをあらかじめ予告しておられます。それは、主にある者は苦難を経て栄光に入るだから、忍耐をもって生涯の終わりまで主イエスを信じ抜いて生きるようにという勧めです。そのように生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。