14:24 ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に悩まされていた。

 14:25 夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。

 14:26 弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。

 14:27 イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」

 

暗い夜中に船に乗っていて、湖の上に人影のようなものが見えたなら、私たちも幽霊だと思ってしまうかもしれません。何か危害を加えられるのではないかと恐れることもあったことでしょう。

 

弟子たちはおびえて、恐怖のあまり叫び声をあげました。その時、彼らは、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」というイエス様の声を聞くのです。

 

弟子たちはこれまで、イエス様がなさる不思議な業を見てきました。人間には到底治すことのできないあらゆる病を癒し、悪霊を追い出し、嵐を静めたり、1万人以上の人々に食事を与えてくださいました。けれども、湖の上を歩くというのは初めての体験でした。

 

このような出来事を通して、イエス様はご自身がどのようなお方であるのかを身をもって教えておられるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、水の上を歩くイエス様を見て、弟子たちは幽霊だと思って恐れを抱きましたが、イエス様は「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」と言われました。主がともにおられるなら、私たちは何も恐れることはないのです。主の御手にお委ねして、あなたのみこころの内を歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。