22:63 さて、見張りをしていた者たちは、イエスを侮辱したり殴ったりした。

22:64 そして目隠しをして、「お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と尋ねた。

22:65 そのほか、さまざまなことを言ってイエスをののしった。

 

捕らえられたイエス様は、複数の兵隊によって見張られていました。軍隊や兵隊というのは、概して言えば高圧的であったり、命令口調で従わせようとする面があるように思われます。

 

その当時のローマという国は、非常に強大な国であり、弱小の民族を見下すような思いを持つ人も多かったのではないかと思われます。

 

言葉も分からなかったでしょうし、犯罪人を見張っているという思いの中で、イエス様に対して侮辱したり殴ったりした。というのは、常に彼らがして来たことだったでしょう。

 

しかし、イエス様が十字架で息を引き取られた時には、「百人隊長はこの出来事を見て、「本当に、この人は正しい人だった」と言って、神を賛美した。」（ルカ２３：４７）と言われています。

 

この百人隊長は、イエス様を逮捕するように命じられてから、イエス様が十字架で息を引き取るまでの一部始終を見て、このような信仰告白へと導かれたのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、神の御子であるお方が、最後の最後に至るまで父なる神の御心に従順に従い抜いて、苦しみを受け、十字架にご自身を捧げて、私たちの罪の贖いを実現してくださいました。あなたの愛と恵みを感謝し、御名をほめたたえます。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。