3:10 そこで群衆は、「では、わたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。
3:11 ヨハネは、「下着を二枚持っている者は、一枚も持たない者に分けてやれ。食べ物を持っている者も同じようにせよ」と答えた。
3:12 徴税人も洗礼を受けるために来て、「先生、わたしたちはどうすればよいのですか」と言った。
3:13 ヨハネは、「規定以上のものは取り立てるな」と言った。
3:14 兵士も、「このわたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「だれからも金をゆすり取ったり、だまし取ったりするな。自分の給料で満足せよ」と言った。
ヨハネは、人々に悔い改めて神に立ち帰るようにと勧めました。
その当時の人々は、半ばローマ帝国の植民地のようになっており、たくさんの税金を取り立てられて苦しい生活を強いられていました。
しかしそれ以上に、神の民でありながら神との関係が希薄になっていたのです。人々は自らの罪を振り返りつつ、ヨハネに尋ねたのです。「では、わたしたちはどうすればよいのですか」
人々から多くのお金を不正に受け取っていた徴税人に対しては、「規定以上のものは取り立てるな」と言い、兵士たちには、「だれからも金をゆすり取ったり、だまし取ったりするな。自分の給料で満足せよ」と言いました。
「悔い改める」とは、単に自分の罪を認めて後悔するだけではなく、自分自身の生活を神の御心に沿うように改めていくことです。
祈り
天の父なる神様、人々の心を神に向けさせるために、洗礼者ヨハネをお遣わしくださったことを感謝いたします。私たちも真心から自らの罪を悔い改めて、あなたに心を向けて歩むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。