21:14 境内では目の見えない人や足の不自由な人たちがそばに寄って来たので、イエスはこれらの人々をいやされた。
「境内」とありますが、元の言葉では「神殿」と記されています。「神殿では目の見えない人や足の不自由な人たちがそばに寄って来たので、イエスはこれらの人々をいやされた」ということです。「目の見えない人や足の不自由な人たち」は本来、神殿には入ってはならない者たちでした。目や足の不自由な人は神殿礼拝から閉め出されていたのです。
目の見えない人や足の不自由な人たちが、あえて神殿に足を踏み入れたのは、そこにイエス様がおられたからです。目の見えない人たちや足の不自由な人たちも、大勢の群衆の叫び、「ダビデの子にホサナ。主の名によって来られる方に、祝福があるように。いと高きところにホサナ」を聞いていたに違いありません。
彼らは、ダビデの子、約束の救い主であるイエス様なら、自分の目を見えるようにし、自分の足を歩けるようにすることができると信じたのでした。そして、彼らはイエス様が神殿から売り買いをしていた人々を皆追い出すという混乱に乗じて、勇気を出して、イエス様に近づいたのです。
そして、イエス様はこられの人々をいやされました。ダビデの子であるイエス様は、これらの人々をいやし、神殿に入ることができるようにとされたのです。そのようにして、目の見えない人や足の不自由な人たちを礼拝へと、神様との交わりへと回復してくださったのです。
祈り
天の父なる神様、目の見えない人や足の不自由な人たちを癒されたイエス様の姿は、罪のために神様との交わりを妨げられていた私たちがその罪を赦され、清められて神と共に歩むことが出来るようになることを象徴的に教えています。あなたの恵みの内を歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。