12:25 イエスは、彼らの考えを見抜いて言われた。「どんな国でも内輪で争えば、荒れ果ててしまい、どんな町でも家でも、内輪で争えば成り立って行かない。

 12:26 サタンがサタンを追い出せば、それは内輪もめだ。そんなふうでは、どうしてその国が成り立って行くだろうか。

 12:27 わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁く者となる。

 

ファリサイ派の人々は、「悪霊の頭ベルゼブルの力によらなければ、この者は悪霊を追い出せはしない」と言いましたが、イエス様は、ファリサイ派の人々が言っているように、イエス様が悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出しているのであれば、サタンがサタンを追い出すことになり、内輪もめをしていることになる。そうであれば、サタンの国は成り立たなくなる、と言われます。

「どんな国でも内輪で争えば、荒れ果ててしまい、どんな町でも家でも、内輪で争えば成り立っていかない」。この真理は、サタンの国にも当てはまるのです。それゆえ、イエス様が悪霊の頭ベルゼブルの力で悪霊を追い出しているというのは誤った見方といえます。

 さらにイエス様は、わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で悪霊を追い出しているのか、と言われます。当時は、ファリサイ派の人々の仲間も悪霊払いをしていたようです(使徒1913参照)。あなたたちは、その自分の仲間も、ベルゼブルの力によって悪霊を追い出していると言うのか、とイエス様は言われるのです。

ファリサイ派の人々は、自分たちの仲間に対しては、「ベルゼブルの力によって悪霊を追い出している」とは言いませんでした。しかし、イエス様に対しては、「ベルゼブルの力で悪霊を追い出している」と言ったのです。そのように彼らの考えは一貫していなかったのです。

祈り

 

天の父なる神様、ファリサイ派の人たちは、イエス様のしておられる御業を悪霊の働きだと指摘しましたが、その働きが神から来たものであるのか、それとも悪霊によるものであるのか、正しく見分けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。