28:16 ヤコブは眠りから覚めて言った。「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった。」
28:17 そして、恐れおののいて言った。「ここは、なんと畏れ多い場所だろう。これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ。」
28:18 ヤコブは次の朝早く起きて、枕にしていた石を取り、それを記念碑として立て、先端に油を注いで、
28:19 その場所をベテル(神の家)と名付けた。ちなみに、その町の名はかつてルズと呼ばれていた。
28:20 ヤコブはまた、誓願を立てて言った。「神がわたしと共におられ、わたしが歩むこの旅路を守り、食べ物、着る物を与え、
28:21 無事に父の家に帰らせてくださり、主がわたしの神となられるなら、
28:22 わたしが記念碑として立てたこの石を神の家とし、すべて、あなたがわたしに与えられるものの十分の一をささげます。」
イサクは、お嫁さんを探しに行くということで家を出たのですが、それは表向きの口実であって、実際は自分を憎んでいるエサウから逃れるためでした。
これから叔父のラバンのところに行くのですが、それはまだであったこともない人たちであり、これまで行ったこともない地方に行くに際して、イサクはどんなにか不安を覚えていただろうかと思います。
そんなヤコブに対して、神は、天の門が開かれていることを伝え、「わたしはあなたと共にいる」と言ってくださいました。ヤコブは、枕にしていた石を取り、それを記念碑として立て、先端に油を注いで、その場所をベテル(神の家)と名付けた。と言われています。
ヤコブが経験したことは、ある時神が彼の人生の中に介入してくださったということですが、それは私たちも同じことを経験することがあるのではないでしょうか。
祈り
天の父なる神様、「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。」(ヨハネ15:16)とあるように、あなたによって選んでいただかなければ、私たちは決して自分からあなたを求めることはできませんでした。そしてヤコブのように、私たちのご自身を示して励ましてくださいました。あなたがともにおられることはなんと心強いことでしょう。主に在ってこの日々を歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。