神に従う人はとこしえに揺らぐことなく/神に逆らう者は地に住まいを得ない。

神に従う人の口は知恵を生み/暴言をはく舌は断たれる。

神に従う人の唇は好意に親しみ/神に逆らう者の口は暴言に親しむ。箴言10:30~32

使徒の働き7章には、ステパノがユダヤ人たちに石打の刑にあって殺されてしまうところが記されています。そこで、ステパノは次のように語っています。「いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。」(使徒7:52)このように言われているように、神に従った預言者たちは、旧約聖書を見ると、この世的には苦しみを経験したり、同胞であるユダヤ人たちからも迫害されることが多かったのです。

神に従ったステパノも、おなじく主イエスの弟子たちも、使徒の働きを見ると、度重なる迫害を受けていたことが分かります。主イエスご自身もその生涯は馬小屋のベツレヘムから十字架のゴルゴダまで苦しみと痛みの生涯を歩まれたことが分かります。

それでは、「神に従う人はとこしえに揺らぐことはなく」と言われているのは間違いなのでしょうか。間違いではありません。「揺らぐことはない」というのはその通りです。揺らぐことがないというのは、神がその御手で守ってくださっているので守られるということです。預言者たちも、使徒たちも、迫害を受けることはありましたが、生活が困窮することもありましたが、しかし神は彼らを悪(サタン)の力、闇の力から守ってくださったのです。

ですから、彼らは間違いなく神の永遠の都に迎えられました。

祈り

天の父なる神様、あなたはとこしえに揺らぐことのない道を備えていてくださいます。主が歩まれたその道を辿りつつ、聖霊に導かれてこの道を歩ませてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。